MIU404、アンナチュラル、逃げるは恥だが役に立つなど。
沢山のドラマの中から大ヒットドラマを世に送り出し続けている脚本家、野木亜紀子さん。
彼女が脚本を手掛けるドラマには、キャストの演技力はもちろんですが、そのキャラクターを通して人々に訴えかけ、自分の人生を見つめ直す大切なメッセージが沢山込められています。
彼女の送り出す言葉の数々が心に響いたというコメントもよく見かけますよね。
今回は野木亜紀子の大ヒットドラマから、そんな心に刺さった『名言』をご紹介していこうと思います!
野木亜紀子が脚本を手掛けるドラマがなぜ、いま私たちに響くのか

脚本家・野木亜紀子の送る言葉たちが、今多くの人たちの心に刺さっています。
彼女が手掛けるドラマでは数々の『名言』が飛び出し、その言葉でハッとし、再度自分を見つめ直す。
そんな機会をもらう人も増えているのではないでしょうか。
野木亜紀子のドラマが人気の理由

野木亜紀子さんが脚本を手掛ける作品に支持が集まる理由は、問題意識を掘り起こながらも、うまく視聴者との距離を縮める力があるからだと感じます。
そして、野木亜紀子さんが持つ“社会への批評的な眼差し”が彼女が描くストーリーに反映されており、本質をつくようなセリフがドラマの内に多く散りばめられているのも人気の理由ですね。
野木亜紀子の脚本の魅力

彼女の脚本の魅力は、ドラマの中で本質をつく言葉を、ただの『セリフ』として、そこに並べるのではなく、比較的平坦な普遍的な言葉で紡がれているところ。
登場人物の人間性や心情が強く、心に残るような印象を与えながらも、その登場人物たちの自然な会話のなかで『名言』ともとれるセリフが聞けるのが魅力です。
『名言』と呼ばれる彼女の言葉は、人を癒すような綺麗で素敵な言葉ばかりではありません。
時には、厳しい現実を直視させる言葉もあります。
ですが、その厳しい言葉の中から、私たちは今まで目を背けてきた『現実』や『問題』に目を向けることができ、今まで他人事のように感じていたことが、より身近に感じられ、ハッとさせられることも多いように感じます。
社会の『リアル』をうまく描写している

野木亜紀子さんのドラマでは恋愛のリアルを盛り込むこともあれば、過重労働やいじめ、男尊女卑のような社会問題にも切り込んでいくことがあります。
多くの人が感じていながらも、言葉にすることができない、もやもやしている気持ち、今の社会のおかしなところを抉り、セリフとして提示してきます。
そこには、賢明に生きているのにままならない人たちや、弱い立場の人たちへの眼差しが、確実にあり、現代社会が抱える問題を皮肉りながらも、小さな希望や、自分自身を大切にしようというメッセージが沢山込められています。
ドラマの中で繰り広げられるストーリーが、『リアル』に感じられるストーリー展開と、社会で働く者として問題を身近に感じているからこそ、共感できる部分が多いのですね。
綺麗事だけではなく、きちんと問題にも向き合っていく。
なんでもないシーンでも、様々な年代の視点から物事を捉え、そして人々の心に気づきを与えてくれる。
だからこそ、野木亜紀子さんが生み出すドラマは、多くの視聴者の心に刺さり、幅広い年齢層から支持されているように思います。
心に響く野木亜紀子ドラマ名言をご紹介!

それでは、野木亜紀子さんが脚本を手掛けた、『逃げるは恥だが役に立つ』、『アンナチュラル』、『MIU404』の名言をご紹介していきます。
心に刺さる言葉は、一人一人違いますが、脚本家・野木亜紀子さんが送る言葉の中に、きっとあなたにも刺さる言葉があると思うので、その言葉を大切にしてくださいね!
逃げるは恥だが役に立つ

逃げるは恥だが役に立つでは、明るくポップな感じでストーリーが展開していき、恋愛と仕事に絡めた名言が沢山ありました!
社会で『当たり前』になっている価値観や、やりきれないモヤモヤした気持ちにメスを入れるような名言が多い印象です。
(年配の女性に対して「ババアになって色恋なんて」とバカにする若い子に)
今、あなたが価値がないと切り捨てたものは…この先、あなたが向かって行く未来でもある。自分がバカにしてたものに自分がなる。それって辛いんじゃないかな?
私たちの周りにはね、たくさんの『呪い』があるの。あなたが感じているのもそのひとつ。自分に呪いをかけないで。そんな恐ろしい呪いからは、さっさと逃げてしまいなさい。
あの人ががんばっているなら自分ももう少しやれるって。今1人でいる子や、1人で生きるのが怖いっていう若い女の子たちが『ほら、あの人がいるじゃない? 結構楽しそうよ』って思えたら少しは安心できるでしょ。だから私はカッコよく生きなきゃって思うのよ。
人生が予定通りに行くのなら、私は27で結婚してました。小声おばさんやセクハラおばさんになることなど、誰が想像したでしょうか。いいですか?思いも寄らないことが起こるのが人生です。
話を聞いてもらわなくてもいいの。誰かとどうでもいい話をして、笑って、それだけで心が休まるのよ。
運命の相手ってよく言うけど、 私そんなの、いないと思うのよ。運命の相手に、『する』の。
思い切った一歩を踏み出すかどうか。人生はそういう決断で大きく道が分かれる。
人生、終わったと思ってても、これからってこともあるのね。
仕事の半分は仕方がないでできてる。残りの半分は帰りたい。
誰かに選んで欲しい。ここにいていいんだって認めてほしい。それは贅沢なんだろうか?みんな誰かに必要とされたくて、でも、うまくいかなくて。いろんな気持ちをちょっとずつ諦めて。泣きたい気持ちを笑い飛ばして。そうやって生きているのかもしれない。
アンナチュラル 名言集

アンナチュラルでは、人間の増悪を含む複雑な心理を絡めながら、『当たり前』に生きて過ごしている何気ない日常生活が、大切な事。
そして日常を大切に、前向きに生きていくことを後押ししてくれる名言が多いです。
アホな寝顔が愛しいと思える人と結婚しなさい。
ふざけるな。女は信用できねぇだとお前がクソ小せぇこと言ってるから俺は駆りだされたんだ。人なんてどいつもこいつも切り開いて皮を剥げば肉の塊だ。死ねば分かる。
全ての人間に好かれる事は絶対にできない。何故なら『人に好かれる人間』が嫌いな人がいるから。
死んだやつは答えちゃくれない、許されるように生きろ。
絶望?絶望してる暇あったらうまいもん食べて寝るかな。行こっ、肉!
あなたの人生は、あなたのものだよ。
悪いものは、悪い。良いものは、良い。好きなことは、好き。嫌いなことは、嫌い。どうでもいいことは、どうでもいい。大切なことは、大切にする。大人なると、気持ちが複雑になりそうになります。だからこそ、シンプルな気持ちを大事にしたいです。
MIU404 心に響く名言集

心理戦ありつつ、人間くささも感じさせてくれるドラマMIU404。
長時間労働、最低賃金違反、暴力、パワハラや、その裏に潜むブローカーの存在まで、社会の闇の部分にも焦点を当てながら、権力を持っているから法を破ってもいいのではなく、権力を持っているからこそ法を守らなければいけない。
そんな『当たり前のこと』をもう一度自然な形で投げかけてくれました。
まぁ、間違えても、ここからだ。機捜404、ゼロ地点から向かいます。どーぞ!
俺は‥‥お前たちの物語にはならない。
出来なかった事を数えるより、出来たことを数える。
死んだやつには勝てないっていうけど、それはちがうよ。生きてりゃ何回でも勝つチャンスがある!!!
間違いも失敗も言えるようになれ、おーぴろげに。最初から裸だったらなんだってできる。
泣きながらご飯食べたことがある人は生きていけます。
誰と出会うか、出会わないか。この人の行く先を変えるスイッチは何か。
法を守らずに力をふるったら、それは権力の暴走だ!
まとめ

人気脚本家の野木亜紀子さんが手掛けたドラマ、『逃げるは恥だが役に立つ』、『アンナチュラル』、『MIU404』からの名言をお伝えしました!
ドラマを見る機会がある方は、この名言を探しながら視聴してみてくださいね!

