過去のネタでの失言で、東京オリンピック会閉会式のショーディレクターを解任された小林賢太郎さん。
問題となったコントのネタとは、一体どんなものだったのでしょうか?
今回は、問題となったコントネタがそれほど酷いものだったのか、動画で確認していきたいと思います。
小林賢太郎がユダヤ人差別で東京オリンピック会閉会式ショーディレクターを解任
2021年7月21日、オリンピック開会式の2日前に、ショーディレクターを担当する小林賢太郎さんが解任されました。
画像引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/1831b23074067a19368a78ba8323bad6cf643775
東京オリンピック・パラリンピックの開会式・閉会式の「ショーディレクター」を担当していた小林賢太郎さん。
問題視されたのは、小林賢太郎さんが芸人『ラーメンズ』として活動していた頃のコントでの発言です。
小林氏は21日、1998年にリリースされたお笑いビデオ「ネタde笑辞典ライブ Vol.4」のコントで
「ユダヤ人大量ざんさつごっこ」なるフレーズを使用していたことがSNSで拡散し、
ユダヤ人の人権団体、サイモン・ウィーゼンタール・センターが声明を発表。
22日、組織委員会の橋本聖子会長(56)は解任を発表した。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/c42040ceea91e37aad63398d21469f81baaf80d9
筆者自身も他国に友人がいますが、その中に、バックグラウンドがユダヤ系の方々もいます。
以前から、祖先の大変さについて語ってくれたことがあることから、ユダヤ系を祖先に持つ人たちにとっては、とても大きな問題であることが分かります。
世界の平和を目的とした式典で、過去の失言が判明するのは、とても悲しい出来事ですね。
動画|小林賢太郎・ラーメンズ時代のホロコーストコントネタが酷い?

大きく報道されることとなった、小林賢太郎さんのコントでの発言。
実際には、どんな内容のコントだったのでしょうか。
気になる方もいらっしゃると思います。
問題になったラーメンズのコントがこちら↓
❌(誤)⇒ 小林賢太郎氏が所属していたラーメンズがコントで「ユダヤ人大量惨殺ごっこ」をした
⭕️(正)⇒ コントの中で視聴者を舐めた出演者(某教育番組のパロディ)が「ユダヤ人大量惨殺ごっこの紙人形劇をプロデューサーに提案したらガチギレされた(意訳)」というセリフ(3秒)がある pic.twitter.com/32CFZR2V6A
— デクノボー (@dechnobaud) July 22, 2021
問題視されたセリフはとても短く、3秒ほどです。
ユダヤ系を揶揄した内容の発言は、確かにしているものの、ユダヤ系をネタにしたコントをしたという訳ではなさそうです。
軽い感じで本人たちはネタの一部にしてしまったようですが、その発言が何十年後に大きな問題となるとは考えてもみなかったことでしょう。
今回は、たった3秒の悪意のない一部分だけが切り取られた形となってしまったようです。
ですが、悪意のない発言で傷ついた人がいるのも事実です。
同時に忘れないでおきたいことは、ラーメンズが他のネタで多くの人に希望を与えてきたのもまた事実であるということです。
小林賢太郎・ラーメンズ時代のネタへの世間の声
小林賢太郎の23年前のコント、
しかもメジャーじゃない一本からのたった一言。
その是非だけでなく、
「なぜこのタイミングでこれが急浮上したのか」
を考えられるかに人々のリテラシーが試されている、と深く感じる。— コルク棒 (@2qa2NiIG2LrJRMO) July 23, 2021
悪意のある切り取り方をされたとは言え、不適切な台詞だった事実。解任されても文句は言えない。
しかし、その過去を反省し、20年以上も「誰も傷つけない笑い」を作り続けてきた小林賢太郎をを愛しています。
彼の演出家人生が真っ当な評価をされることを願ってやみません。#小林賢太郎を応援します— ビン (@binSQstacy) July 22, 2021
なぜ皆さんこんなにも小林賢太郎さんを応援するかって、今まで受け取ってきたものがあまりにも大きいからですよ。
— Mami🏃♀️ (@mami101010z) July 23, 2021
解任は免れないのは理解できる。
でも、あれが全てでは無い
爆笑もすれば、ゾッとすることもあるし、考えさせられる、気づいたら泣いてるようなそんなネタをたくさん作ってる
すごいんだよ小林賢太郎は、面白いんだよラーメンズは
#小林賢太郎を応援します— tkt (@high337) July 22, 2021
#小林賢太郎
小林賢太郎のクリエイティビティが世界中に発信されてるよ‼️
止めようとしても止まらないよ。
だって、小林賢太郎なんだもの。泣けてきた。。。
— watwat (@wat343) July 23, 2021
この辺を読むと2000年代以降の小林賢太郎の、表現に対するスタンスがよく分かる。下ネタをやらない、人のダメな部分や不幸を笑いにしない。近年の、動画の広告収入を寄付にあてる活動もこうした姿勢の延長にあるんだなぁ、と思う。
『月刊 広告批評』274号2003年、『月刊 広告批評』321号 2007年 pic.twitter.com/exsCunv5JT
— ヤギの人(マスク) (@yusai00) July 23, 2021