大坂なおみの会見拒否はわがまま?ラケット破壊もうつ病が原因か
大坂なおみが試合後の記者会見を拒否!理由は単なるわがまま?

2021年5月30日、全仏オープンに出場した大阪なおみ選手。
一回戦を勝利で終えましたが、その際に記者会見を拒否。
前代未聞の会見拒否に日本のみならず、世界からも厳しい声が上がりました。
また、会見を拒否したことで、1万5千ドル、日本円にして165万円の罰金が課されてしまった大坂なおみさん。
なぜ大坂なおみ選手は会見を拒否したのでしょうか?
大坂なおみは会見を拒否することを事前にファンに告白
大坂なおみ選手は2021年5月27日に、事前に自身のツイッターで記者会見を行い意向であることをファンに伝えていました。

みなさん、こんにちは。
私はローランギャロス(全仏オープン)では記者会見を行わないことを表明します。
アスリートの心の健康状態が無視されていると、記者会見を見たり、参加したりするたびに感じていました。
何度も同じ質問をされたり、私たちが疑念を抱く質問を受けたりすることが多く、私は自分を疑うような人の前には出たくありません。
敗戦後の会見場で泣き崩れる選手の映像を何度も見てきましたし、みなさんも見たことがあると思います。
落ち込んでいる人に追い打ちをかけるようなもので、そんなことをする理由が理解できません。
記者会見に応じないことは、大会に対する個人的な思いとは関係ありません。
若い時から私を取材してくれている報道陣もいますし、その大半とは友好的な関係を築いています。
ただ、〝会見するか、さもなくば罰金だ〟と言う大会の統括組織は、選手の心の健康状態を無視しており、笑うしかありません。
(全仏で払うことになる)高額な罰金が心の健康維持の慈善活動に寄付されることを願っています。
引用元:産経新聞
https://www.sankei.com/article/20210527-RKBFQWLLIJJNFGIG33HDKOU33Y/
記者会見を拒否しないことで、高額な罰金を課されるであろうことを知りながらも、会見を拒否する。
とても強い意志をもって、大坂なおみ選手はこのメッセージを発信していることが分かりますね。
大坂なおみが記者会見を拒否する理由は?単なるわがまま?

大坂なおみ選手が記者会見を拒否する理由は、アスリートの心の健康状態が無視されていると感じているからとのこと。
会見しなければ、罰金。
と、いう、選手に有無を言わせず行わせる会見が、選手の精神状態を無視した、一種のパフォーマンスのように感じているのかもしれません。
今まで数々の大会に出場してきた大坂選手。
試合に勝って笑顔の大坂なおみ選手も、負けて悔しがる大坂なおみ選手もテレビで見てきた人も多いと思います。
それは同時に、大坂なおみ選手も間近で対戦相手の喜びや悲しみを見てきたということですよね。
沢山トレーニングを重ね、全力で挑んだ試合だからこそ、敗者の悔しさが分かるのだと思います。

本気で挑んだ試合だからこそ、負けた時の悔しさは凄いでしょうし、自責の念に駆られることもあると思います。
そんな中で、試合終了30分以内に会見を開き、負けた心境や敗因について細かく質問されることは、確かに酷であるといえますね。
会見を見ている側からすれば、悔し涙すらも綺麗に見えます。
ですが、選手の立場に立つと、全く楽しくない会見であることは明白ですよね。
大坂なおみさんは、記者会見することが嫌という訳ではなく、
会見か、罰金か
と、否応でも選手に記者会見をさせるスタイルに問題があると捉えているようです。
単なるわがままや、一時的な感情から意見を述べたわけではないことが分かります。
大坂なおみ選手は、しっかりと信念をもって発言していました。
また、大坂なおみ選手は、
anger is a lack of understanding. change makes people uncomfortable.
— NaomiOsaka大坂なおみ (@naomiosaka) May 30, 2021
怒りは、理解の欠如です。
変化は人々を不愉快にさせます。
何かを訴え、変化を促す際は、いつだって発言者は異端児であると思われ、不愉快な人物だと思われがちです。
大坂なおみ選手の発言が、これからアスリートの心の健康状態にみんながもっと目を向ける為の第一歩となればいいですね。
大坂なおみが全仏オープンを棄権!うつ病であることを告白するも嘘との声も?
大坂なおみ選手が記者会見を拒否したことで、世界中が揺れました。
大坂なおみ選手本人も、こんなにも自身の発言が波紋を呼ぶとは思ってもみなかったようです。

大坂なおみ選手のSNSでの発言が波紋呼び、テニス界のみならず世界中を揺るがすほどのニュースとなりました。
大坂なおみ選手も自身の発言がここまで取り上げられるとは思っていなかった様子。
あまりにも大きな問題となった為、大坂なおみ選手は全仏オープンを棄権することを発表しました。


みなさん、こんにちは。
数日前に投稿した時には、こんな状況になるなんて想像もしていませんでした。
トーナメントのためにベストなことは、他の選手や私の心の健康のために、
私が撤退(棄権)し、みんながパリでテニスに再び集中することだと考えます。
決して邪魔をしたかった訳ではありません。
私のメッセージが正確に伝わる理想的な時期ではなかったことを認めます。
重要なことは、心の健康を平凡化したり軽く扱ったりしたくないということです。
本当をいうと、私は2018年のアメリカオープンから鬱に苦しんでいて、その対処にとても悩んできました。
私を知る人は、トーナメントで私がヘッドホンをつけているのを知っているでしょう。
それは、不安を和らげるためにです。
ですが、テニス記者はいつも私に親切でした。
(私は自分が傷つけてしまったかもしれない全ての素敵なジャーナリスト達に謝りたいです)
(会見では)私は普通の人として発言するわけではないので、世界のメディアに話す前には大きな不安の波に襲われます。
ナーバスになりながらも、出来る限りベストな回答をしようと心がけることは、とてもストレスであると気がつきました。
ここパリでも、弱さや不安を感じています。
だから、自分をケアするためにも記者会見をしない方がいいと思ったのです。
先に、会見しないことを伝えたのは、(会見の)ルールにはとても時代遅れの部分があると感じたし、そのことを強調したかったから。
トーナメントについて、プライベートに書いたことを謝罪し、トーナメント終了後に話せれば嬉しく思います。
今はコートから少し離れますが、良きタイミングで選手や記者、そしてファンたちにとって、良りよくする方法について話し合いたいです。
全ての人が健康でありますように。
愛しています、また会いましょう。
メディアに叩かれたから、鬱だと言ったのでは?
そんな声もあったようですが、コメントを見る限り、嘘をついているようには思いませんね。
大坂なおみへテニス界やセレブの反応は?スポンサーは全面サポートを表明!
記者会見を拒否したことで、大坂なおみ選手は多くの著名人やテニス界から、
メンタルが弱すぎる。
アスリートとして会見はするべきだ
とも非難を受けました。
一方で、多くのテニス選手から応援の声も上がっています。
大坂なおみへテニス界やセレブからも応援の声
アスリートとして、なかなか言えなかったことを、勇気を持って発言した大坂なおみ選手。
世間の目はまだ厳しいかもしれませんが、支持してくれるアスリートやセレブも沢山いるようです。
大坂なおみのスポンサー『ナイキ✔︎』も声明を発表
また、スポンサーであるナイキも大坂なおみ選手を支持する表明を発表しています。
大坂なおみ選手のスポンサーとなっているナイキは、ピープル誌の取材に応じて、サポートの声明を発表。
「われわれは彼女と共にあります。
私たちは彼女を支援し、自身のメンタルヘルスの経験を共有した彼女の勇気を認めます」
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/222e8cde2f9945a924b3b3747365f504638abb63?page=2