オーストラリアに観光にきた際や、語学学校や大学に留学する際には、公共交通機関を利用して出かける機会もあると思います。
今回は、シドニーの主な交通手段と交通費、そして注意点をご紹介していきますね。
シドニーの交通費は高め

まず始めに覚えておきたいことは、シドニーの物価は高いということです。
もちろん公共交通機関も決して安くはないということを頭に入れておくと、チケットを買う時に驚くこともないと思います。
交通費の支給はない

日本では会社勤めの場合や、会社によってはアルバイトでも交通費を負担してくれますが、シドニーでは基本的にそのようなことはありません。
提示された給与の中に交通費が含まれていると考える必要があるので、あまり職場から離れた場所に住むのはおすすめしません。
運賃割引が適応される場合もある

日本でもみられる学生割引、シニア割引があります。
ただし、語学学校への留学生は基本的には学割が適応されません。
また、大学やTAFEに通う学生には学割がありますが、NSW州では留学生は適応されない可能性が高いので、現地で確認する必要があります。
私が学生だった数年前は、留学生に対しては学割は適応されなかったため、全て正規料金での通学でした。
他にも休日割引など沢山の種類の割引がありますが、細かな規程があるため、割引が適応されるかどうかは、インフォメーションセンターで確認するなどし、積極的に情報を得るようにしましょう。
シドニーの公共交通機関
シドニーの公共交通機関は、電車、バス、フェリー、ライトレールがあります。
基本的に通勤や、通学には電車とバスを利用する人が多いです。
電車

シドニー市内と郊外を繋ぐ路線が沢山あります。
日本と同じように、各駅停車、特急といった列車があります。
乗り方

それほど日本と違いはありませんが、ドアに開閉ボタンがついているので、必要があれば、こちらのボタンを押して列車のドアを開閉するようにしてください。
車内の過ごし方

日本同様に、次の駅のアナウンスや、停車駅のアナウンスが流れています。
飲食や携帯での通話なども認められているため、車内は日本より賑やかです。
座席に足を置くことは基本的に認められておらず、見つかった場合はペナルティーとして料金を徴収されますので、気をつけてくださいね。
バス

シドニーのバスは種類も多く、比較的どこのエリアでも利用することができます。
バスの乗り方は、日本とかなり異なりますので、乗り方を覚えておくといいでしょう。
乗り方

日本ではバス停でバスを待っていれば停車してくれますが、シドニーではバス停に立っているだけでは通過されてしまいます。
このバスに乗ります!と、その意思をドライバーに知らせるため、バス停にバスが来たら手を前に出して(ヒッチハイクのように)合図を送ってバスを停めてくださいね。
また乗る際は、前方から乗車し、中央または後方から下車します。
日本では中央から乗車し、前方から降りるので、真逆ですね。
バスのアナウンス

日本では、「次の停車駅は○○です」というアナウンスをドライバーがしてくれますが、海外のバスではアナウンスはありません。
ですので、意識的に窓の外をみて、自分が降車するバス停の近くまで来たら、ブザーを鳴らして次のバス停で降りるようにしてください。
料金は先払いのOpalのみ

日本のバスは、後払いが多いですが、シドニーのバスは先払いです。
現在は、ICカードでのみ利用可能となっており、ドライバーからチケットを購入することができませんので、事前にOpalカードの購入を済ませてから乗車してください。
フェリー

日本のフェリーに乗車するのと似た感覚で大丈夫です。
出発の15分前には料金を支払い乗船してください。
フェリー内と外、どちらにも座席が設置されていますので、風にあたりたい場合は外に、ゆっくり過ごしたい場合は船内の座席をおすすめします。
ライトレール

バスと電車同様に、料金を支払ってから乗車します。
基本的には電車と同じと考えて大丈夫です。
Opalカードを持っておくと便利

ICカードである、Opalを買っておくと、駅でチケット(切符)を買う手間も省けて便利です。
日本でもチケットを買う人は少なくなってきたように、シドニーでも今ではICカードOpalを使用する方が増えています。
Opalはコンビニでもチャージできる

Opalカードは駅はもちろん、コンビニでも買うことができます。
チャージしたい場合も、コンビニでチャージしたい料金を伝えるとしてもらえて便利ですよ。
気になる交通費は?

電車、バス、ライトレールでは、通勤ラッシュ時刻以外の時間帯は30%のディスカウント料金で搭乗することができます。
フェリーは終日同一料金となります。
今回はOpalカード利用時の運賃を記載しておきますので、参考にしてみてくださいね。
電車
距離 | 通常運賃 | オフピーク運賃 |
0 〜10km | $3.61 | $2.52 |
10〜20km | $4.48 | $3.13 |
20〜35km | $5.15 | $3.60 |
35〜65km | $6.89 | $4.82 |
65+km | $8.86 | $6.20 |
バス
距離 | 通常運賃 | オフピーク運賃 |
0 〜3km | $3.20 | $2.24 |
3〜8km | $3.73 | $2.61 |
8+km | $4.80 | $3.36 |
ライトレール
距離 | 通常運賃 | オフピーク運賃 |
0 〜3km | $3.20 | $2.24 |
3〜8km | $3.73 | $2.61 |
8+km | $4.80 | $3.36 |
フェリー
距離 | 通常運賃 | オフピーク運賃 |
0 〜9km | $6.12 | 適応されず |
9+km | $7.65 | 適応されず |
シドニーの公共交通機関の注意点!

シドニーの公共交通機関を利用する際に覚えておくといいポイントもご紹介しますね。
時刻表はあてにならない

シドニーで電車やバスに乗り慣れてる人にとっては、大したことはありませんが、初めて乗る人は驚くかもしれません。
それは、電車やバスが時刻表通りに来ないということです。
日本では考えられないですよね。
日本であれば、1分遅れるだけで、アナウンスがされますが、シドニーの電車やバスは10分以上遅れることもしばしばあります。
特にバスは、遅れる頻度が高く、私も15分に1本あるバスが45分も来ず、結果3台同じ方面行きのバスが並んでくるという異様な光景も見たことがあります(笑)
シドニーの公共交通機関の時間の遅れはよくあることですので、時間に余裕を持って行動するようにしておくと遅刻せずにすみますよ。
抜き打ちチェックが行われる

これも日本にもない制度だと思うのですが、事前に知らされることなく、突然電車やバスに大柄の係員たちが数人乗ってきて、チケットの確認をして回ることがあります。
これは、いつ、どの路線のバス、電車で行われるかなどは知らされることはありません。
正しい区間の料金チケットを持っていない場合は、ペナルティーとして$150徴収されるので、必ず正しい区間の料金を支払い搭乗するようにしてくださいね。
搭乗拒否されることもある

特にバスに多くみられるのですが、バスが混んでいる場合は乗車を拒否されることがありますので、注意してください。
バスが満員の場合は、バス停で止まってもらえないこともあるので、気にせずに次のバスを待ちましょう。
まとめ

今回は、シドニーの公共交通機関についてご紹介しました!
慣れないうちは緊張するかもしれませんが、何事も体験ですので、ぜひ公共交通機関も利用しながらシドニー散策を楽しまれてくださいね。